スキルアップ

統合失調症の人がスキルアップするための具体的方法とは?

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・統合失調症でもスキルアップできますか?
・スキルアップに近道ってある?
・スキルアップのためにやるべきことは?

この記事ではこんな疑問に答えます。

統合失調症を患っていても、仕事の効率を上げたり、趣味を充実させたりするためにスキルアップすることは悪いことではありません。

しかし、スキルアップの方法を間違えると、ただ時間が過ぎ去ったり、スキルアップのために投資したお金が無駄になってしまうことも。せっかく前向きに行動するのであれば、どんなことでも成果を上げたいですよね。

この記事では、スキルアップに励もうとする統合失調症の方に向けて、正しいスキルアップの仕方を解説します。時間やお金を無駄にしたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

立花浩紀

統合失調症の当事者の立花浩紀が執筆しています。デイケア・就労移行支援・就労継続支援A型・障害者雇用・クローズ就労など様々な働き方を経験し、現在はフリーランスのWeb制作者として活動しています。Web制作は1999年から始めたベテラン。スキルを生かして統合失調症などの障害者でも自分らしく働くための情報を発信中です!

この記事でわかること

・統合失調症でもスキルアップできる
・スキルアップには正しいやり方がある
・統合失調症のスキルアップに近道はない

統合失調症の人がスキルアップする方法

「スキルアップしよう!」と思った時に、いきなり高い目標を作ったり、難関資格を目指したりしていませんか?

もちろんそのような高いハードを掲げてもいいのですが、その分失敗する可能性も高くなってしまいます。

やはり最初は自分にとって低いハードルから始めて、徐々にステップアップしていくことが大切です。統合失調症のようなハードな障害を抱えていたらなおさらでしょう。

ここではそんなスキルアップで失敗しないための5つの方法を紹介します。

【方法1】スキルアップの目的をはっきりさせる

まずはスキルアップの目的をはっきりさせましょう。

・仕事がない
・収入が低い
・障害が重い

このような悩みは統合失調症の人ならではと思います。何となく漠然とした将来の不安から、やみくもに「スキルアップしなくちゃ」となりがちですが、それでは途中で挫折する可能性が高いでしょう。

そうならないためにも、まずはスキルアップの目的をはっきりさせることが大切です。

たとえば、
・SPI試験でいい点数を取るために勉強する
・就労移行支援でMOS資格を取得する
・仕事に関する本を月に5冊読む
など、なんらかの目的とセットでスキルアップを図るのが得策です。スキルアップの目標があれば、毎日の行動にも落とし込みやすいからです。

【方法2】簡単なことから始める

いきなり難しいことを始めるのではなく、まずは簡単なことからスタートするのもスキルアップのための重要なポイントです。

私はWeb制作の仕事をしていますが、まずは簡単なHTMLとCSSから勉強を始めて、徐々にWordPressのようなCMSの開発を覚えていきました。

スキルアップの過程で出来ることが増えていくと、新しいことや難しいことにどんどんチャレンジしたくなっていくんですよね。

最終的に難しいことができるようになりたければ、まずは簡単なことから始めることを心掛けましょう。

【方法3】ゴールから逆算して毎日やることを決める

スキルアップ達成後のゴールから逆算して毎日やることを決めるのもおすすめです。

たとえば、MOS資格に合格するためには試験で700点以上取らなければなりません。これがMOS資格のゴールです。試験まで残り14日だとしたら、あなたは何をしますか?

MOS資格の定番のFOMのテキストには5回分の模擬試験が収録されています。試験まで14日だとしたら、最初の7日はテキストの通読をする、後半の7日は模擬試験を繰り返す、などの計画が立てられると思います。

特に勉強はその日の気分でやることがマチマチになってしまいがちです。そうならないように、ちゃんと毎日やるべきことを決めて、その日になったら決めたことをしっかりやる、という風にした方が、安心した気持ちで毎日が過ごせるはずです。

【方法4】支援機関と相談する

就労移行支援や就労継続支援、デイケアなどを利用している方は、積極的にその支援機関の職員と相談しましょう。これらの支援機関では個別支援計画という書類を定期的に作成するのですが、その書類の中に目標を記入する項目があります。

これらの目標には、就職に向けて目指す資格や、日々の生活で改善することを記入します。基本的には自分で決めるのですが、場合によっては職員と相談して決めることもあります。

スキルアップのゴールを自分だけで決めてしまうと、必要なことや重要なことを見落としがちです。そこで第三者の視点や意見が加わることで、より実現可能性の高い目標を立てられるようになります。

【方法5】定期的に振り返りをする

スキルアップの目標を立てたら、その目標達成のために毎日コツコツ行動を続けていきましょう。重要なことは定期的に振り返りをすることです。

仕事で必要なスキルを身に付けたり、資格を取得するなどのスキルアップは時間がかかります。もしかしたら数か月、数年かかってしまうこともあるでしょう。

そのような状況だと、寄り道したり無駄なことをしてしまいがちです。最短の経路でスキルアップを目指しているか、定期的に振り返り、スキルアップの目標と目標までの距離をキチンと確認しましょう。

スキルアップに近道なし!毎日コツコツ継続しよう

インターネットやSNSを見ていると、資格の勉強や就労移行支援の訓練など、スキルアップに前向きな統合失調症の方をよく見かけます。重い障害があるからこそ「今のままではいけない」という思いが強いのでしょうか。

統合失調症を患っていても、そのような前向きな行動をしている方のために、この記事を書きました。スキルアップしたい人、高い目標にチャレンジしている人のお役に立てばうれしく思います。

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ABOUT ME
立花 浩紀
「統合失調症と働く」というテーマで活動しています。フリーランスとしてWeb制作に従事しながら、就労継続支援B型事業所で職業指導員をしています。自分自身もデイケア・就労移行支援・就労継続支援A型の経験ありです。このブログでは障害福祉・フリーランス・障害者雇用・一般就労・クローズ就労などに関するお役立ち情報を発信しています!

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