「在宅ワークを始めたい!でも仕事になりそうなスキルはない・・・」
そんな悩みがあった方でも、Webライターなら始められるかもしれません。Webライターとは、企業やブロガー、アフィリエイターなどのお客様に代わって、文章を書くお仕事。
「文章を書くだけなら自分にもできそう!」
と思ったら、この記事を最後まで読んでみてください。きっと自分に合った働き方が見つかるはずです。
目次
Webライターとは?

Webライターとは、ブログやオウンドメディアなどに記事を書くお仕事のことです。日本語ができればOKですが、それだけではなかなか食べていけないのがWebライターの辛いところ。
なぜならライバルがたくさんいるからです。
立花は2023年でWebライタ―6年目ですが、これだけやってきても、まだまだ修行中だなぁと思うことが多々あります。TwitterやInstagramを見ていてもすごいWebライターさんはたくさんいますからね。
そんなWebライターですが、どのようなお仕事なのかもう少し詳しく見ていきましょう。
ブログやオウンドメディアに記事を書くってどういうこと?
Webライターが書いた記事は、最終的にお客様のブログやオウンドメディアに掲載されます。
「最終的に」と言いましたが、Webライターがどこまで担当するのかは案件によって大きく異なります。
比較的多いのが「WordPress入稿」という方法です。これはWebライターが書いた記事を、HTMLや投稿画面で装飾して、WordPressというシステムに投稿する方法です。
ブログやオウンドメディアの大半はWordPressで構築されているため、本当に公開の直前までWebライターが関わるのがWordPress入稿です。
また案件によっては、WordやGoogleドキュメントに文章を書いて納品することもあります。この方法も結構多いですね。
また文章量が短い案件では、Googleスプレッドシートのセルに直接入力することもあります。
Webライターのなりかた

Webライターになるのに特別な資格は必要ないため、「今日から私はWebライター!」と名乗ってしまえば、Webライターになれます。
ただし名乗るだけでは仕事になりません。
Webライターとして収入を得るには、お仕事をゲットする必要があります。
Webライターはお客様あってのお仕事
Webライターは「日本語を書く」という日本人なら誰でもできそうな仕事であるため、自分の好きなことを書いてしまう方が多いのですが、それはNGです!
あくまでも「お客様が求める記事」を書く必要があります。
「お客様が求める記事」とはどういう記事か? それを案件のスタート時に丁寧にすり合わせておく必要があります。
よくあるのが「検索結果で上位に表示させたい」という要望です。これは「SEO」を意識して書かなければなりません。たとえば記事中の見出しや本文に対策キーワードを含めたり、ライバルの記事を分析して、自分の記事に取り入れることも必要です。
アフィリエイトの記事であれば、「記事を読んだ人に商品やサービスを購入して欲しい」ということが求められます。これは「セールスライティング」というジャンルですが、なかなか奥が深いのですよ。
まずはクラウドソーシングでお仕事をゲット
Webライターとしてとにかく早く報酬が欲しい人はクラウドソーシングを利用するの定番です。クラウドソーシングとは、お仕事を依頼したい人とお仕事をしたい人をマッチングさせるサービスのこと。日本では「ランサーズ」と「クラウドワークス」が有名です。
クラウドソーシングについては、別の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
自信がついたら直営業しよう
クラウドソーシングである程度実績を積んだら、編集プロダクションやWeb制作会社に自家営業するのもおすすめです。というのも、編集プロダクションやWeb制作会社のお仕事は、クラウドソーシングよりも報酬が高く、継続的な依頼になれば安定した収入源になるからです。
たとえば、indeedやWantedlyなどで、業務委託のWebライターを募集している会社を見つけられます。カジュアル面談などちょっとした選考もありますが、積極的にチャレンジしましょう!
Webライターに必要な知識・技術

Webライターに必要な知識・技術をまとめました。
分かりやすく正しい日本語のスキル
分かりやすく正しい日本語のスキルは、全てのWebライターが身につけておくべきスキルです。「Webライターに正しい日本語を書くスキルは必要ない」と主張している方もいますが、大間違い!
インターネット上で公開される記事は多くの方に読まれる可能性のある記事です。もし間違った日本語を書いてしまうと、そのブログやオウンドメディアの信用はがた落ちになってしまいます。
そうならないためにも、Webライターは積極的に分かりやすく正しい日本語を書くスキルを身につけなければなりません。
そのためにおすすめの書籍が次の2つです。
記者ハンドブックは新聞記事の執筆のルールをまとめたものです。お客様から特別なレギュレーションがないときは、この記者ハンドブックに準拠して書けばとりあえずOKです。
新しい文章力の教室は、多くのWebライターのバイブルとなっている一冊。とりあえずこれ1冊読んでおけば、必要最低限の日本語力が身に付きます。
記事内容に関する専門的な知識
Webライターとして高単価の案件を得るためには、専門的な知識が要求される分野へのチャレンジが必要です。
たとえば、法律・医療・金融などは高単価案件の定番ジャンル。
このようなジャンルは専門的な知識が要求され難しいのですが、得られる報酬が高く魅力的です。
コミュニケーション能力
Webライターの仕事をスムーズに進めるには、お客様とのコミュニケーション能力も欠かせません。
特に新しいお客様との契約が決まった時は、お客様の考え方の特徴や仕事の進め方を丁寧に観察して、できるだけスムーズに仕事を進められるWebライターであることをアピールしましょう。
取引が長くなってくると、お客様との関係がフラットになりがちですが、なれなれしくするのは厳禁!あくまでも発注者と受注者という関係を忘れずに、常に緊張感をもって仕事をしましょう。
スケジュール管理能力
仕事が増えていくと、多くの会社と取引するようになります。案件が増えても、一つ一つの仕事の納期を厳守するのは当たり前です。そのためには適切なスケジュール管理能力が必要。
仕事はスムーズに進みそうでも、プライベートでは何が起きるか分かりません。子供が急に熱を出したとか、自分が風邪をひいてしまったとか、そういったトラブルが発生することも見越して、納期までのスケジュールは余裕を持たせておくとよいでしょう。
ビジネスマナー
フリーランスとしてWebライターを目指すのであれば、最低限のビジネスマナーが必要です。たとえばメールやコミュニケーションツールにおけるメッセージ文章の書き方とか、請求書や見積書の作り方、トラブル発生時の対処法など、基本的にどんなことも自分の力で行わなければなりません。
Webライターとして実力があっても、ビジネスマナーがなければ、クライアントからの印象が損なわれます。
一人一人のお客様と長く取引できるように、自分のビジネスマナーも定期的に振り返るとよいでしょう。
【体験談】統合失調症のWebライターとして働いてきて

立花はこの記事を書いている時点で、Webライター6年目になります。統合失調症という障害を抱えながら、フリーランスのWebライターを続けてきて、辛いことも多くありました。
しかしそれ以上に実感したのが、多くのお客様が一人のフリーランスとしての自分を信頼してお仕事を依頼してくれているということです。
精神障害者の多くは、思うように仕事ができずに苦しんでいたり、就職してもすぐに仕事を辞めてしまったりしています。
そんな中、非力な自分が6年間もWebライターを続けてこれたのは、自分の努力以上に、温かく見守ってくれる多くのお客様がいたからこそだと思っています。
私がフリーランスとして掲げているポリシーの中に「一つひとつの仕事を”いい仕事”にする」というものがあります。いい仕事とは自分一人だけで作るのではなく、お客様との関係性によって構築されていくもの。これからもその自覚を強くもって、お客様に貢献できるように努力を続けるつもりです。