この記事ではこんな疑問に答えます。
フリーライターの仕事をしてると、連絡手段としてSkypeとかSlackを使う案件が結構多いです。
それで、1つの部屋に編集(クライアント)と、10人くらいのライター(フリーランス)がいるっていうタイプの仕事がたまにあります。
で、このタイプの仕事をやると、かなりの確率で納期を飛ばすライターに遭遇します。
実際にあった例だと、たしか7人のライターがいた案件だったのですが、
・3人が連絡ありで納期延長
・2人が納期前の連絡なしで、納期が過ぎてから連絡
・1人が音信不通で蒸発
・1人(私)だけ納期通りに納品
こういうことが起こったりします。
たちばな
統合失調症の当事者のたちばなが執筆しています。デイケア・就労移行支援・就労継続支援A型・障害者雇用・クローズ就労など様々な働き方を経験し、現在はフリーランスのWeb制作者として活動しています。Web制作は1999年から始めたベテラン。スキルを生かして統合失調症などの障害者でも自分らしく働くための情報を発信中です!
・フリーランスに必要なスキル
・仕事ではマインドが大事
・レベルの高い障害者になる必要はない
未経験独学でフリーランスを始めた私のスキル
私は編集者と1対1でする仕事がメインなので、そこまで詳しくないのですが、編集者の話によると、こういう話ってめちゃくちゃあるみたいです。
別に自慢することじゃないのですが、私は2年間フリーランスをやってきて、納期に遅れたことは1度もありません。
ただ、納品した原稿が真っ赤になって返ってくることは、開業初期はかなり多かったです。つか、今でもあります(笑 それでも真摯に対応してれば、契約解除になるってことはまずありません。
正直、私は未経験独学でライターの仕事を始めたので、ライターとしてのスキルはかなり低いと思います。
障害者の私のスキル
仕事って、「スキルが必要」ってよく言われるじゃないですか。
でも実際にフリーランスとして仕事してると、スキル以前の事が出来てない人をめちゃくちゃ見るし、そういう人は損してるなぁって思います。納期を守るなんて、ぶっちゃけ当たり前。
スキル重視の観点だと、刺さるコピーが書けるとか、セールスライティングができるとか、そういうライターを目指すのは確かに正攻法だと思います。
ただ障害者の場合、いろいろ制約があったり、たいていは貧困だから、スキルを高めるといっても環境がそれを許さないことが多いのです。
まぁそんな感じの障害者でも、「仕事の納期を守る」くらいはできるわけです。少なくとも守ろうとする意識は持てる。私はそうしてる。
さっきのチャットルームの話だと、私以外の6人のライターの素性は良く知りませんが、普通のクラウドソーシングの案件だったので、おそらく健常者ばかりだと思います。
健常者に怠け者が多いという話にしたいわけではなく、別にスキルが無くても、「納期を守る」というレベルの低い要件をクリアすることで、レベルの低い健常者との差別化につながることがあるということを言いたいのです。
仕事ではマインドが大事
SNSの友達のメッセージ「レベルの低い健常者には勝てる」を見て、この話を思い出しました。
彼は日本一の障害者を目指すという話をしていますが、なかなかロマンがありますよね。ただ私は、レベルの低い健常者に勝つために、必ずしもレベルの高い障害者になる必要もないとも感じます。
やはり仕事ではスキルを鍛える前に、仕事に向き合うための真っ当なマインドを育てることが重要です。特に私のような経験の浅い平凡な障害者なら、なおさらでしょう。
障害者にとっては、難易度の高いスキルを育てるより、仕事に向き合うマインドを高めることに集中した方が、うまく行くケースが多いです。
なぜなら障害者雇用を行っている企業の大半は、採用する障害者に対して、スキルに関してはそれほど期待していないからです。
遅刻しない、指示されたことをしっかりとやる、他人に迷惑をかけない。これらはスキルではなく、マインドの問題です。
もしこれを読んでいるあなたが、職場でいまいち評価されてないなと感じたら、やみくもにスキルを上げるのではなく、仕事に向き合う自分のマインドを振り返ってみてはいかがでしょうか。