この記事ではこんな疑問に答えます。
パソコンを使った仕事では必須のWordとExcel。
「WordやExcelは得意です!」と面接時にいくらアピールしても、「本当に操作できるの?」と面接官から疑われてしまったら悔しいですよね・・・
このWordやExcelのスキルを証明するのがMOSという資格です。就労移行支援事業所でもMOS対策を取り入れているところも多くあり、障害者雇用の求人でもMOS合格者を優遇している会社はいくつもあります。
この記事ではMOS資格の概要と勉強方法、そして定番の試験対策書を紹介します。MOSのことがちょっと気になってる方は、ぜひ最後までご覧ください!
たちばな
統合失調症の当事者のたちばなが執筆しています。デイケア・就労移行支援・就労継続支援A型・障害者雇用・クローズ就労など様々な働き方を経験し、現在はフリーランスのWeb制作者として活動しています。Web制作は1999年から始めたベテラン。スキルを生かして統合失調症などの障害者でも自分らしく働くための情報を発信中です!
・MOSはWordやExcelのスキルを証明する資格
・MOSエキスパート認定を取るとOfficeのスキルを総合的に証明できる
・MOS資格は事務の仕事に役立つ
目次
MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)資格とは
MOSとはMicrosoft Officeのソフトである、
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
のスキルを証明する資格のことです。MOS(モス)と呼ばれることが多いです。
MOSの試験範囲や区分はOfficeソフトのバージョンアップと連動しています。
Officeは3年に1回ペースで更新されるので、それに合わせてMOS資格も更新される感じですね。
現在、最新のOfficeは「Microsoft 365」あるいは「Office 2021」です。
「Microsoft 365」はサブスクリプション式といって、月額1,000円程度を支払うことで、常に最新のバージョンを使用できるOffice製品のことです。
一方「Office 2021」はバージョン2021のOfficeを一括で購入して、無期限で使い続けることができる製品のことです。一度購入すると、永久にそのバージョンのOfficeを使い続けることが可能です。「Personal」や「Home & Business」などの種類があります。
どちらのOfficeを購入しても、WordやExcelの操作方法が大きく変わってしまうということはありません。予算や利用方法に合わせて好きな方を選びましょう。
MOSが役に立つ仕事
MOSの資格を持っていることで、会社における事務の仕事がスムーズにできるようになります。
ちょっとした社内文書を作成したり、売上などの数値をもとにグラフや表を作ったりなど、MOS資格の勉強を通じて、WordやExcelの実践的なスキルを身につけることができます。
また営業をしている人にとって、プレゼンは必須のスキルです。
PowerPointを使えば、魅力的なプレゼン資料を簡単に作成できます。
Excelでは管理が難しいデータベースも、Accessを使うことでGUIでデータの管理が可能になります。
このように企業でパソコンを使った仕事をするためには、Offceのスキルが必要不可欠です。
MOS資格を取得することで、これらのスキルを身につけることができ、さらに就職・転職活動時にOffceのスキルを持っていることが証明できるのです。
MOSの勉強方法
MOSの試験は実際にパソコンを操作して行われます。
書店などで参考書が販売されており、同梱されているDVDを使って本番に近い環境で学習できます。最も有名なのがFOM出版の本ですね。
勉強方法としては、
・参考書を読んでWordやExcelの機能を理解する
・実際にWordやExcelを操作して確認する
・本番に近い環境で模擬試験を受験する
↑の3つがおすすめの方法です。MOS資格では試験範囲がしっかりと決まっているので、参考書を使って練習を繰り返せば、確実に合格できる実力が身に付きます。
また近所にあるパソコン教室などで学ぶ方法もあります。
独学に比べて高額な費用が必要になりますが、インストラクターからしっかりと教わることができるので、一人で学習するより効率的かもしれません。
資格スクールのユーキャンでもMOS講座があるので、一人で勉強するのは難しい・・・という方は検討してもいいでしょう。
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MOSの最新バージョン「MOS 365&2019」とは
MOSは現在「MOS 365&2019」のバージョンで実施されています。
MOS 365&2019 試験概要
https://mos.odyssey-com.co.jp/outline/mos365and2019.html
過去のバージョンとの大きな変更点は
- 「オフィスマスター」がなくなり「アソシエイト認定」と「エキスパート認定」になった
- Accessの試験を受験しなくても「エキスパート認定」に認定される
この2つですね。
MOS 365&2019以前のMOSでは「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」に合格すると、「オフィスマスター」という資格を取得することができました。
最新バージョンであるMOS 365&2019では「オフィスマスター」がなくなり「エキスパート認定」になっています。
またエキスパート認定されるにあたり、Accessの合格が必須ではなくなりました。
つまり、Word、Excel、PowerPointだけでエキスパートになれるわけです。
新しい認定プログラムとレベルは以下の表のとおりです。
2023年9月現在、最新バージョン「MOS 365&2019」に対応した書籍は、以下の12冊が販売されています。
MOSエキスパート認定を目指そう
せっかくMOSの勉強をするのであれば、エキスパート認定を目指すのもありだと思います。
エキスパート認定のための条件は、
- MOSアソシエイト認定を受ける(Excel、Word、PowerPoint、Outlookのうち3つ合格)
- MOSアソシイト認定に加えて「Excel Expert」「Word Expert」「Access」のうち2つに合格する
この2つの条件が必要です。
エキスパート認定されると、Officeのソフトについては、しっかりとしたスキルを持っていることの証明になります。
こういう感じのしっかりとしたデジタル認定証も発行してもらえますよ。
学習の過程で、Word、Excel、PowerPointを学ぶ必要があるので、業務でこれらのソフトを使う場合、即戦力として活躍できるようになるでしょう。
MOS資格を取得して就職活動を有利に進めよう
MOSはWord、Excel、PowerPoint、Accessに関する実践的なスキルを認定する資格です。
特に事務職を目指している障害者が取得すれば、他の就職希望者との差別化もできますし、入社後にパソコンを使った仕事を指示されても、スムーズにできるでしょう。
就職や転職のためにパソコンスキルを上げたい方や、スキルを証明できるちゃんとした資格が欲しい方は、ぜひMOS資格にチャレンジしてみましょう!